12.3 / ザ・サーファーズ・ジャーナル日本版

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フィーチャーストーリー
今号のフィーチャーストーリーは、過去の概念を覆すパワーサーフィンを武器にプロとして活躍したハワイアン、デーン・ケアロハの悲劇的な半生を追ったアーティクル。プロサーフィンの歴史を振り返ると「あのとき……していれば」とか、「……だったのに」と思わせるエピソードによく出くわす。なかには若くして名声を手に入れて早々と燃え尽きた者もいれば、ひたすら自滅の道を突き進んだ者もいる。だが、トップランカーでありながらも当時のサーフィン界をめぐる時代の変遷にキャリアを滅茶苦茶にされたサーファーは、ケアロハをおいてほかにいない。

THE CLOUDS CONCEAL THE VOLCANO
ハレアカラを覆う雲

ハワイ初の世界チャンピオンに王手をかけた男、デーン・ケアロハ。そして彼を翻弄した時代の流れ。

文:ポール・ホルムズ

コンテンツ1
“Water Cycles” Are The Core Of My Life
循環の中で遊ぶ

文:山根 佐枝

間屋口 香の生き方。

コンテンツ2
PRETTY THINK SO
バスク回顧録

文:ポール・エヴァンス

サラウツでの日々。あれはまるでプロサーフィン全体がバスクの伝統と慣習に飲み込まれたような有様だった。波を覚えている者はほとんどいないが、あの乱痴気騒ぎを忘れる者はけっしていない。

コンテンツ3
GOLDEN HANDCUFFS
黄金の手鎖(てぐさり)

文:ティム・ベイカー
写真:イニゴ・グラセット

悲劇的なウイルスが世界中に蔓延するなか、スペイン人カップルはスマトラ沖に隔離される。そこには極上の波とともに、ありえないほどの感謝にあふれる日々があった。

コンテンツ4
TOUCHING THE MONOLITH
モノリスの手触り

文:ベン・ウォルドロン

シェイパーたちのお気に入りの道具。

コンテンツ5
Portfolio: Richard Freeman
The Solution Is (Still) Beautiful
ポートフォリオ:リチャード・フリーマン
(今も)その答えは美しい

文:デレク・ライリー

ハイファッションの世界からサーフコンセプトまで、リチャード・フリーマンはいつだって臨戦態勢だ。

コンテンツ6
Backsliding
バックスライディング

写真:グラント・エリス

ログという概念をあらためて検証する