7.3 / ザ・サーファーズ・ジャーナル日本版

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West Coast Groovy
「小林昭のウエストコースト・フォトグラフィー」
文:森下茂男
写真:小林昭
1969年アメリカ西海岸ロサンゼルスのマリブ一角に拠点を構えた写真家・小林昭は、当時、アメリカで起こりつつあったニューウェーブのうねりをカメラで捉えた。そのうねりとは、アメリカの若者たちがつくりだした新たな文化だった。それは、音楽、文学、そしてアートからサーフィンにいたるまで、アメリカ西海岸の変わりゆく時代を小林はモノクロームのフィルムに記録した。

A Friend Of Friend
「バルって誰?」
文:ボブ・ビードル
写真提供:バル・バレンタイン・コレクション・トラスト
バルって誰?そんな反応が返ってきても不思議ではない。50年ほど前、オアフ島ノースショアに住み着いたローカルでなければ、その名前にはピンとこないだろう。加えてレスリングの解説とフォトグラファーを生業としていたバルが、1950年代後半にハワイへ移り住んだこと。親しいレスラー仲間のタリー・ホー・ブレアーズ卿を通じてサーフィンと出会ってからサンセットビーチに居を構えたこと。サンセットのインサイドで割れる浅いリーフブレークに彼の名前が付けられたことなども、あまり知られていない。

Dream On
「ドリーム・オン」
グレン・チェイスのコスミック・シャングリラ
文:リチャード・ケンビン
写真:ジェフ・ディバイン
グレンの人格形成に大きな影響を与えたのはラ・ホヤのグラニーの家だった。グラニーはジェフ・ディバインの祖母だった人物だ。ディバインとグレンは親友になった。グレンはグラニーの所有するコテージに泊まる代わりに、彼女の面倒を見て庭の世話をした。ディバインの写真はすでに米『サーファー』誌に掲載されており、まもなく正式なスタッフ・フォトグラファーとなった。

Riders of the Storm
「ライダーズ・オブ・ザ・ストーム」
世界でもっとも売れたサーフボードを検証する。
文:ブレッド・メレキアン
ウェーブストームはもちろん、ある意味においていわゆるサーフボードだ。8フィートの長さでボトムはハード、デッキはソフトなフォームだ。コストコのような大型の量販店で購入できる。さらにホームデポのような店ならばゴミ箱のような空き箱に大量に突っ込まれた状態で販売されている。ウェーブストームの価格は99ドル。しかも壊してしまったらコストコでは新品と交換してくれる。

そのほか、The Plural Island「奥深き島」多彩な海岸線をもつバルバドスのサーフポイントの紹介や、ブリティッシュコロンビアの写真で構成するBuilders Of The North「北の開拓者たち」や、フロリダ出身のロングボーダー、ジャスティン・キントールのNormcore「究極の普通人」や、ミレニアム・シューター、ダンカン・マクファーレンのPortfolio: A Duncan Macfarlane「ポートフォリオ:ダンカン・マクファーレン」などなど、今号も話題のストーリーが満載です。